2017年にむけてWordPressのオススメプラグイン21+2

Wordpress オススメプラグイン

WordPressの運用をはじめて5年ほど、サイトは30サイト以上を立ち上げ、現在も20サイト以上運営しています。月間約1000万/PVです。そこで2017年にむけてWordPressのオススメプラグインを紹介します。

WordPressは簡単にプラグインを利用して機能追加できますが、実際に使ってみると問題が多いものもあります。負荷の問題やアップデートされないなどセキュリティの問題、表示速度の問題などなど。。かなり取捨選択しました。

そして5年前と今ではかなり環境が変わってきています。特にSEOまわりやスマートフォンがメインになったことなど。

使った感想や辞めた理由なども含めて、数が多いのでざっくりゆるくお伝えしていきます。

目次

WordPress基本プラグイン

  • Akismet
  • WP Multibyte Patch

どちらもWordPressをインストールしたときにプリインストールされています。Akismetはコメントスパム対策、WP Multibyte Patchは日本語対応(マルチバイト文字)対応なので必須です。

同じくプリインストールされているHello Dollyさんはアンインストールしています。。

WordPress総合プラグイン

  • Jetpack by WordPress.com

WordPressを提供するAutomattic社が提供するプラグインで、このプラグインひとつでいろんな機能を使えます。いろんな機能がついている=負荷が高いのですが、いろいろなプラグインを入れるよりは良いかと。。とはいえ使っているよく機能は、こんな感じです。

  • パブリサイズ(facebookやTwitterなどシェア関係)
  • 共有(facebookやTwitterなどの自動投稿)
  • 拡張配信(記事公開を検索エンジンなどに伝えてくれる)
  • プロテクト(不正アクセスを防ぐ)
  • モニター(サイトが停止しているとメールが届く)
  • Photon(画像をCDNから配信してくれる=表示が早くなる)
  • ウィジェット表示管理(ウィジェットを各ページで表示するかどうか設定できる)

WordPress必須プラグイン

  • Contact Form 7 (問い合わせ)
  • Contact Form DB (問い合わせをDBに保存)
  • Google XML Sitemaps (sitemap.xmlを作成する)
  • PS Auto Sitemap (サイトマップを作成する)
  • PuSHPress (検索エンジンに更新を伝えてくれる)

Contact Form 7はお問い合わせ用で上述JetPackにもお問い合わせ機能はありますが、こちらを使っています。Contact Form 7はログが残らず、また一時期文字化けしていることがあったので、Contact Form DBを使ってデータベースに保存しています。

Google XML Sitemapsは似た名前のプラグインがあるので要注意です。Google XML Sitemapsでsitemap.xmlを作成し、GoogleSearchConsole(旧GoogleWebマスターツール)に登録するのは必須です。

PS Auto Sitemapはユーザ用のサイトマップで、いまはどれだけ効果があるかはわかりませんが、一昔前はSEO対策に有利という声もあり。。。

PuSHPressは記事公開時に検索エンジンに反映されやすくなるということで設置していますが、JetPackの拡張配信と同じ機能な気がしています。。

WordPress SEOプラグイン

  • All In One SEO Pack

シンプルで使いやすく、基本的なSEO対策ができるのでオススメです。同じく人気のYoast SEOも利用しているサイトがありますが、Yoast SEOは機能過剰な気がして最近はあまり使っていません。canonicalタグやサイトタイトルやnofollowの設定だけで十分ですね。

その他オススメWordPressプラグイン

  • All In One WP Security(セキュリティ)
  • AMP(スマホ用高速表示ページ自動作成)
  • Head Cleaner(htmlのhead内を整理)
  • Simple GA Ranking(記事ランキング)
  • Yet Another Related Posts Plugin(関連記事)
  • WP-DBManager

All In One WP Securityはセキュリティ関係プラグインですが、これもちょっと機能過剰なので外すか思案中です。

AMPはAMP(Accelerated Mobile Pages)というスマホ用に簡易なページを作成してくれて検索エンジンに伝えてくれる新しい仕組みに対応するものです。過去記事で掲載しました。

WordPressのプラグインを利用したAMP(Accelerated Mobile Pages)対応まとめと結果

これは結構オススメで、現在AMPへのアクセスが単純に増え、AMPページからの本サイトへのアクセスも見込めます。AMPページは実際には自分のサイトでないとかって詳しい仕様については割愛します。。

Head Cleanerはhtmlのhead部分のjavascriptやCSSをまとめたり、キャッシュしたり、圧縮したり位置を変えたり(head内からページ下など)してくれます。WordPressは各プラグインごとにCSSを記述したりするのでどうしてもhead内が混雑しちゃうので。

ただ、キャッシュがあるので取扱が少し難しかったりするので、わからないなら設置しなくて良いかと。

Simple GA Rankingは記事ランキング用プラグインです。他に人気のあるWordPress Popular PostsやPopular Posts(名前は似ているけど、別のプラグイン・・)も利用していたのですが、現在は初期設定が少し面倒ですがSimple GA Rankingを利用しています。

Simple GA Rankingを使う理由はサーバ負荷が軽いこと。

WordPress Popular Postsはたぶんランキング系プラグインでは一番人気で高機能ですが、もっとも負荷が高くて、すぐにやめちゃいました。Popular Postsはまだ使っています。

記事ランキング系のプラグインは、設定によってページにアクセスされたことを記録し続けないといけないので負荷が気になっていました。Simple GA RankingはGoogleアナリティクスのデータを流用するので、計算はGoogleアナリティクス側になります。

Yet Another Related Posts Pluginは関連記事プラグイン(この記事を読んだ人はこの記事を読んでいます系)で、こちらも負荷対策のために自作したりしていたのですが、Yet Another Related Posts Pluginを外してから一人あたりPVが落ち、プラグインを戻すと一人あたりPVが戻るという現象があったので、負荷度外視で利用しています。関連を抽出するアルゴリズムが良さそうです。

WP-DBManagerはデータを保管してくれるプラグインで、同様のBackWPupも便利ですが、どちらもサイト規模が大きくなるとどちらもエラーになっちゃいます。なので定期的に別の方法でBackupするように検討中です。

その他たまに使う系プラグイン

  • Broken Link Checker(リンク切れを検知)
  • Cloudflare(CDNのCloudflareを使う用)
  • P3 (Plugin Performance Profiler)(プラグインの負荷チェック)
  • Redirection(URLをリダイレクト設定できる)
  • Search Meter(サイト内検索ワードを記録)

Broken Link Checkerはリンク切れを検知してメールで送ってくれます。たまに起動しておく程度です。

Cloudflare(CDN)を使うならオススメです。Cloudflareはいくつかのサイトで使っていますが、サイトのIPアドレスがアメリカになってしまうのが少し気になっています。あと、たまに落ちるのと。キャッシュの扱いが少し大変ですが、表示速度やサーバ負荷には絶大な効果があります。

WordPress高速化で最も効果があったのはCloudFlare!共有レンサバでも1秒台で表示

P3 (Plugin Performance Profiler)はどのプラグインがサイトの表示に影響を与えているのかを知るツールで、たまに起動してチェックし、終わると停止させます。

RedirectionはURLの変更や記事の削除時に簡単に設定できます。.htaccessがわかる人は直接記述すれば良いかと。

Search Meterはサイト内で検索された検索キーワードを保存、ランキングしてくれます。

やめちゃったプラグイン

  • Favicon Rotator
  • W3 Total Cache

Favicon RotatorをはじめとするFaviconを設定するプラグインはもう不要です。外観>カスタマイズ>サイト基本情報のサイトアイコンに設定すれば、Faviconだけでなくスマートフォン用のアイコン含めて全て一括で設定してくれます。

W3 Total CacheやZen Cacheなどのキャッシュ系プラグインは人気ですが、すべて辞めました。共有サーバを利用し、そこまでアクセスが多くなければ良い気がしますが、VPSやクラウドなど自分でサーバ管理をする場合に、余計な負荷がかかってしまったり、表示がおかしくなったり。

ページ単位でHTMLを生成してキャッシュは魅力的ですが、可能ならサーバレベルでキャッシュするほうが負荷も低く、表示も早くできます。

プラグイン総括

WordPressを利用したてのころは、こんな機能もあるのか〜と感動していろいろプラグインをつけちゃいがちですが、プラグインの数が増えることでサイトの表示速度が落ち、サーバの負荷が上がり、SEOにネガティブになるという悪循環を経て、どんどん軽量化していくという歴史を辿りました。またプラグインが多いとエラーが出たときに何が原因かもわかりにくくなります。

スマートフォンが増えたことでWebサイトへのアクセスのほとんどがスマートフォンという状況というサイトも増えてきているので、いかに軽量化して、表示速度をあげていくのかというのが今度の課題になってきているかと思います。まだ現在ではスマートフォンはPCと比較して、ネットワークも遅く、性能も低いので。

あとプラグインを利用しなくてもfunctions.phpに書き込むことで実現できることも多くあるので、プラグインを容易に利用する前に検索すると幸せになりそうです。

フラットデザインなどでシンプルで洗練されたデザインが好まれてきていますが、プラグインも断捨離して軽量シンプルなWordPressで運用したいものです。

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